２００８年ユニオン募集馬考察・その２

暇つぶし企画（笑）のユニオン募集馬を考察する記事、昨日の続きになります。

８　シンボリクリスエス＊プレシャスキャット（父Storm Cat）　牝
　　１５７５万円（２００口）　関東Ｉ厩舎予定　評価Ｂ
父シンボリクリスエスは今年の３歳世代が初年度産駒。
早速ソーマジック（桜花賞ＧＩ３着）やダンツキッスイ（アーリントンＣＧIII）などの活躍馬を輩出。
産駒は早い時期から活躍する傾向もありますし、これからもっと人気が出る種牡馬でしょうね。
母のプレシャスキャットはアメリカ産馬。
この馬はバンプアップ（父Point Given・２勝・現）、コヅル（父ブライアンズタイム・１勝・現）の
半妹になります。
血統構成上似ている半姉のコヅルがダートで１勝してますが、シンボリクリスエス＊母父Storm Catの
ツルマルストームは芝で勝ち上がってます。
シンボリクリスエス産駒であることを考えるとこの価格は妥当なところでしょうね。
個人的には牝馬でこの価格（しかも関東入厩）だとちょっと手を出しづらいところがありますが・・・

９　スペシャルウィーク＊シャーパリ（父Winning)　牝
　　１２６０万円（２００口）　関東Ｏ厩舎予定 評価Ａ
面白い馬が出てきました。
母シャーパリはチリ産馬のようです。
その父Winningは全くなじみのない馬ですが、その父はNijinskyです。
この馬はエアリーズ（父スキャターザゴールド・２勝・現）、ユニオン募集馬のパスクア
（父アサティス・地方１勝・中央現）の半妹です。
母シャーパリはパスクアやグランドメープル（父スマートボーイ・１勝・現）のように
超マイナー種牡馬でもそこそこ実績を出してます。
でこの馬は父スペシャルウィーク、勝負に出たと見ていいでしょうね。
厩舎も関東の若手実力派、出資に値する馬だと思ってます。

１０　スペシャルウィーク＊マヤノメイビー（父Miswaki）　牝
　　　２６２５万円（５００口）　関東Ｔ厩舎予定　評価Ｃ
先に書いておきますが、この馬が評価Ｃなのは単に価格が高いだけです。（笑）
はっきり言って今年のユニオン募集馬の目玉の１頭でしょうね。
母のメヤノメイビーは桜花賞ＧI２着で阪神３歳牝馬ＳＧＩでは３着。
たった５戦しか走りませんでしたが、競走馬としてのパフォーマンスの高さは
説明不要でしょう。
産駒はこれまで４頭が走ってますが、代表産駒のエヴァシャイン（父ブライアンズタイム）が２勝。
母の現役時の成績を考えるとちょっと寂しい気もしますが・・・
で・・・現３歳のウインパトリオット（父ブライアンズタイム・牡・１勝・現）の募集価格がな、なんと
５４００万円！
牡雌の違いはありますが、ウインパトリオットを物差しにするとこの価格はお買い得なのかも。
まあウインの募集価格が高すぎるというのは・・・言わないでおきますか。（笑）
ちなみに個人的な意見としてはこの馬に出資するなら母シャーパリに行きますけどね。

１１　マンハッタンカフェ＊メモリーズオブロニー（父Storm Cat）　牝
　　　１６８０万円（２００口）　関東Ａ厩舎　評価Ｃ
父マンハッタンカフェは現４歳世代が初年度産駒。
で現時点での代表産駒がな、なんとユニオン募集馬のマンハッタンスカイ（金鯱賞GII２着）・・・
ではなく（笑）、３歳のメイショウクオリア（京都新聞杯GII）とレッドアゲート（フローラＳGII）。
人気種牡馬の１頭でしょう。
でこの馬ですがトーホウファイター（父エルコンドルパサー・５勝・現）、
ツルマルオトメ（父タイキシャトル・４勝）の半妹です。
血統としては申し分ないでしょうし、価格も種牡馬を考えると妥当なところ。
でもねぇ・・・やっぱり厩舎を考えるとねぇ・・・パスでしょうねぇ・・・
他の兄弟はすべて関西馬ですし、なぜ関西に入厩させなかったんでしょうねぇ・・・

１２　アルカセット＊タケノベルベット（父パドスール）　牝
　　　１２６０万円（２００口）　関東Ｋ厩舎予定　評価Ｃ
父アルカセットはこの世代が初年度産駒。
２００５年のジャパンＣＧＩの勝ち馬であること、父がKingmamboであることを考えると
日本での成功が約束されていると言っても過言ではないでしょうね。
で母のタケノベルベットは現役時エリザベス女王杯ＧＩを勝ってます。
ただし産駒はこれといった活躍を見せてはいませんが・・・
で評価Ｃなのははっきり言って厩舎です。
アルカセット産駒はユニオンでも他に募集してますしねぇ・・・

１３　クロフネ＊アイリスタイム（父ブライアンズタイム）　牝
　　　１２６０万円（２００口）　関東Ｎ厩舎予定　評価Ｃ
父クロフネは今や人気種牡馬の１頭。
初年度からフサイチリシャール（朝日杯ＦＳＧＩ）を輩出、今年の３歳世代は牡牝とも
クラシック戦線で大いに活躍、またフラムドパシオンが２年ぶりの出走で楽勝・・・と
とにかく産駒は話題に事欠きません。
母のアイリスタイムはユニオン募集馬でした。
初仔のビリーヴインタイム（父ラムタラ・現）もユニオンで募集。
今のところ２戦して大敗してますが・・・
ただ父がクロフネに変わって期待できそうな感じはしますね。
価格もビリーヴインタイムが１０５０万円だったことを考えると割安感さえあります。
ネックは・・・やはり厩舎でしょうね。
さすがに開業してから毎年１０勝するのがやっとですからねぇ・・・
あと実はグリーンＦでもクロフネ産駒を募集予定。（しかも２頭の予定）
だったらグリーン募集馬に行きますよね？

次回に続きます・・・