２００８年ユニオン募集馬考察・その５

さて今年のユニオンの募集馬を考察する企画、ようやく関西入厩予定馬です。
考えてみれば募集馬が５０頭以上もいるんですからね・・・
グリーンＦの場合、半分以下なのでもっと楽なんでしょうが。（笑）
ちなみにグリーンＦの今年の募集予定馬は現時点で２２頭。
今年の牝馬クラシック戦線を沸かせたアノ馬の半妹とか、一昨年の牡馬クラシック戦線に
乗りかけたアノ馬の全妹とか、なかなか出資意欲を湧かせるラインナップとなってます。
ちなみにこちらのパンフレットは来月中旬頃完成予定とのことです。
では昨日の続き、関西入厩予定馬の牝馬からです。

２８　マンハッタンカフェ＊ヒットザボード（父A.P. Indy）　牝
　　　１５７５万円（２００口）　関西Ｍ厩舎予定　評価Ｃ
母ヒットザボードはアメリカ産馬。
中央で走った産駒は２頭で、母を輸入する際に受胎していたと思われるオースミザボード
（父Distorted Humor・１勝）とベストロング（父コロナドズクエスト・１勝・現）がいます。
でオースミザボードが１戦１勝で引退、ベストロングが新馬戦勝利後カベに当った感じ。
配合としては悪くはないんですが、やはり兄弟があまり走っていない印象。
厩舎はいいんですけどね。
もう一つウリがあればいいんですが、現時点ではちょっと・・・

２９　マリエンバード＊オオシマルチア（父クリスタルグリッターズ）　牝
　　　１２６０万円（２００口）　関西Ｏ厩舎予定　評価Ｃ
今年の募集馬の目玉の１頭でしょうか。
カルストンライトオ（父ウォーニング・スプリンターズＳＧＩ）の半妹ですね。
ユニオン募集馬のレゾリューション（父カリズマティック・２勝・現）の半妹でもあります。
でレゾリューションの募集価格が１６８０万円ということを考えると、
価格自体は割安感があるんですが・・・
問題は父のマリエンバードがあまり走っていないという点。
今年の４歳世代が初年度産駒ですが、現時点での代表産駒がマイネルダイナモ（３勝）。
中央で勝ちあがった産駒が１５頭あまり、２世代目ということを考えるとちょっと少ないですね。
この価格帯なら他に出資したほうがいいかも・・・

３０　タヤスツヨシ＊エントラップメア（父ティッカネン）　牝
　　　５２５万円（２００口）　関西Ｋ厩舎予定 評価Ｃ
母エントラップメアは現役時１勝。
この馬はヨシカツゾー（１勝・現）の全妹・・・といっても誰も知らないとは思いますが。（笑）
厩舎ですが、関西の若手ですね。
この値段なら１勝狙いでも十分かもしれませんが・・・

３１　ヘクタープロテクター＊トップビクトリア（父タマモクロス）牝
　　　５２５万円（１００口）　関西Ｍ厩舎予定　評価Ｂ
母トップビクトリアは中央未勝利後高崎で５勝。
近親にはグリーンＦ所属馬のゴールドマウンテン（１０勝・重賞２勝）がいます。
・・・ということは私の愛馬だったラヴサンデー（未出走）も・・・
この馬は３番目の仔になります。
厩舎ですが・・・今年免許取得したんですね。
元騎手ですが、某一流厩舎にて調教助手を務めていたようですし、
その手腕に期待したいものです。
この価格ですから、１勝狙いで十分でしょう。
狙った募集馬に無事出資、でお金に余裕があるときにちょっと遊びで出資しても・・・

３２　ダンスインザダーク＊ホシノユメ（父デインヒル）　牝
　　　１４７０万円（２００口）　関西Ｓ厩舎予定　評価Ｃ
ホシノユメって・・・そんなお米があったような・・・（笑）
母ホシノユメは現役時３勝。
この馬は４番目の仔。
にしても初仔と２番目が父スキャターザゴールド、３番目が父スマートボーイ・・・
ここの牧場の考えることが良く分からん・・・^_^;
厩舎は問題ないんですが、ダンス産駒なら他の馬がいいような・・・
　
３３　ダンスインザダーク＊タイランツフェイム（父ブレイヴェストローマン）　牝
　　　１３６５万円（２００口）　関西Ｔ厩舎予定　評価Ｂ
同じダンスインザダーク産駒ならこっちでしょう・・・
この馬はマイネルアラバンサ（１勝・青葉賞ＧII２着・現）の半妹です。
そのマイネルアラバンサが２５００万円で募集。
牡牝の違いを加味してもこの価格は割安と言っていいでしょうね。
厩舎は関西ではイマイチの成績もどうもユニオンとは相性がいいようで。
早い時期にこそこそっと賞金を稼いでくれれば・・・^_^

３４　グラスワンダー＊エンゼルカロ（父スターオブコジーン）　牝
　　　１５７５万円（２００口）　関西Ｕ厩舎予定　評価Ｃ
母エンゼルカロは函館３歳ＳＧIII勝ち馬。
個人的にはその前のラベンダー賞（２歳ＯＰ）で馬券で大変お世話になった記憶があります。
道営所属馬の２歳戦での大活躍のさきがけになった馬です。
で産駒ですが初仔のコスモスペシャリー（父スペシャルウィーク・３勝・現）はそれなりに
走ってはいますが、他の仔はイマイチ。
個人的には母エンゼルカロには思い入れがあるので出資したい気もあるんですが・・・
ただ冷静になって考えるとグラスワンダー産駒の牝馬としては価格が高い気が・・・

３５　ゼンノロブロイ＊タケノダナエ（父ヘクタープロテクター）　牝
　　　１２６０万円（２００口）　関西Ｓ厩舎予定　評価Ｃ
ユニオンではおなじみの血統ですね。
母タケノダナエはタケノベルベット（エリザベス女王杯ＧＩ）の仔。
アルゲニブ（父ジェニュイン・地方１勝・中央現）＆グロースベルベット
（父ディアブロ・１勝・現）＆ベルイシス（父タイキシャトル・２歳）と
３頭のユニオン募集馬の半妹です。
父ゼンノロブロイはこの世代が初年度産駒。
そう考えるとちょっとお買い得なのかも。
ただ正直母系は？マークがつきますし、どうなんでしょうね・・・

３６　アッミラーレ＊エスジーナタリー（父フォーティナイナー）　牝
　　　７３５万円（１００口）　関西Ｆ厩舎予定　評価Ｃ
母エスジーナタリーは現役時３勝。
この馬は初仔になります。
父のアッミラーレはサンデーサイレンス産駒のダート馬。
産駒は現３歳世代が初年度産駒で、勝ち上がった馬はセッカチセージのみ。
しかし・・・そのセッカチセージはすでに２勝をあげ、ヒヤシンスＳ（３歳ＯＰ）でも３着。
配合次第では大物が出る予感も。
個人的にはこの配合は面白いと思うんですけどね。
ただし問題は厩舎。
ここ最近不振が続いているようですし・・・

次回に続きます・・・